- ブログとオウンドメディアの違いは?
- それぞれどのような目的があるの?
- 自社ではどちらを立ち上げるのがよいか知りたい!
会社の広告宣伝担当をしていると「オウンドメディアを立ち上げるのはどうか」という声も、周りから挙がるのではないでしょうか。
しかし、オウンドメディアって何?ブログと何が違うの?と、疑問に感じる人も多くいると思います。そこで今回は、両者の特徴の違いについてこの記事で解説します。
WEB業界で働いていたわたしが、両者の特徴について考察しています。
ブログとオウンドメディアの違いは運用目的である
結論から言うと、上記の画像のとおりです。そのほか、違いを整理すると以下の表のようになるでしょう。
ブログ | オウンドメディア | |
---|---|---|
特徴 | 好きなことを発信する | ユーザーニーズをもとに発信する |
目的 | 自社を知ってもらう | 主に、自社の商品やサービスを購入してもらう |
運用方法 | 雑多な記事になる | テーマを絞ってコンテンツが作られる |
ブログは、「自分の好きなことを発信する」というイメージを持っていただければOKです。
よく芸能人ブログを更新しているということを聞いたことがあると思います。そのブログのイメージを持っていただければ大丈夫です。
一方でオウンドメディアは、特定のジャンルに絞って発信をする特徴があります。
主に、自社の商品やサービスを利用してもらうことを目的として、どんな記事が必要になってくるのかを考えて発信していく必要があります。
サイトを立ち上げる前に検討しましょう
ブログテイストにするのか、それともオウンドメディアテイストにするのか、サイトを立ち上げる前に吟味する必要があるでしょう。
途中で方向転換をしたいと考えた場合、サイトの構造を変えたり、記事をリライトしたりする必要が出てきます。
そうなると、サイトの成長スピードも鈍化してしまうので、このような事態を避けるためにもあらかじめきちんと戦略を練るのが得策です。
ブログの主な3つの特徴
ブログというのはもともと、WEBでとるLOGという意味で生まれました。日記みたいなイメージを持っていただければよいでしょう。
ブログとは・・・
ウェブログ(Weblog)の略で、自分の意見や感想を日記風に記して、それに対する感想などを閲覧者が自由にコメントできる形式のWebサイトのこと。
引用:ASCII.jpデジタル用語辞典「ブログ」の解説
主には自分が体験したこと、考えたことを都度記しているイメージです。
- 筆者の好きなことを中心に記事投稿をする
- 日記風であり、時系列が意識されやすい
- 面白みを持たせることでファンを獲得できる
筆者の好きなことを中心に記事投稿をする
ブログなんだから好きなことを書いて当たり前じゃないか、と思う人もいるかもしれません。ただ、こちらは後に紹介するメディアとは異なった特徴であるため、あえて記載しています。
基本的にブログというのは、運用者が「こんなことを経験した、こんなことを考えた」というのがもとで記事になることが多いです。
もちろん、戦略的にどんな記事を書くのかを考えている人も一定数いるでしょう。しかし、後に紹介するメディアとは記事の作り方が異なります。
ブログは、「自分の好きなことを好きなタイミングで記事にする」ので、記事のテーマにまとまりがありません。※ただそれが面白みだったりします。
日記風で時系列が意識されやすい
ブログは日記風のため、そのブログはいつに書かれたものなのかが、注目されやすいです。メディアとの違いは後述します。
また、もう一つの特徴として、その時のトレンドに沿った内容が注目されやすいことが挙げられます。
いつに、どんな投稿をしたのか。この点が見られるので、世の中の流行り廃りも影響している場合があります。
投資系ブログなんかは、その人の資産がどんな推移で増えているのか、時系列で見れると面白いですよね。
面白みを持たせることでファンを獲得できる
ブログは、基本的に自分を中心として情報を発信していく特徴があります。
特定のジャンルに絞らず幅広く配信していくのが一般的です。ブログを訪れるユーザーは配信者のことを気になっている人が多いと予想されます。
語り口調を筆者独特のものにしたり、見せ方や写真を工夫したり、面白みを持たすことがポイントになってきます。
オウンドメディアの3つの特徴
オウンドメディアの特徴は、ユーザが知りたいことを考え、情報を発信するという点です。
もともとは、Owned Media=自社で保有するメディアという感じで登場しました。この目的は、多くの顧客を獲得するためのです。そのためには、たくさんの人が見るサイトにしなくてはなりません。
そこで、ターゲットとするユーザーが気になるであろうテーマを見極めて記事を書いていくのです。
- ユーザーニーズをもとに発信する
- 主に、自社の商品やサービスを購入してもらう目的がある
- テーマを絞ってコンテンツが作られる
ユーザーニーズを元に伝える
オウンドメディアは、ユーザーが知りたい情報をコンテンツにして投稿していきます。
そのためには、まずターゲットがどんな人なのか、どんな情報を欲しているのかを考える必要があります。
あくまで自分が伝えたいことではなく、相手が知りたいことを軸に記事を作るのです。このように相手が知りたい情報に絞って記事を作ることで、SEO的なメリットもあります。
例えば、転職系のオウンドメディアならば、転職のノウハウを伝えることが大切です。自社がどんな取り組みをしているか~とかの日記風の記事はNGです。
主に自社の商品やサービスを購入してもらう目的がある
オウンドメディアは、最終的にユーザに何らかのアクションをしてもらう目的があります。
そして、コンテンツはゴールまでのギャップを埋める役割を果たします。
例えば、転職を希望している人が居たとして、「面接を受けに行きたいけれども、履歴書の書き方がわからない」という状態にあったとします。
この場合は、障壁を解消するため「履歴書を書く方法」を教えてあげることでギャップを埋めてあげるのです。
そして、これが転職エージェントであれば、履歴書を書くのを助けてくれるよ!と添えてあげることで、サービスへの申込みを促したりします。
テーマを絞ってコンテンツが作られる
オウンドメディアは、テーマを絞ってコンテンツを作っていきます。自社の商品に関連のあるコンテンツで固めていきます。
さきほどの例でいうと、転職に関わるコンテンツ「履歴書」「面接」「会社選び」などのコンテンツで固めることで、転職に関して強い会社なんだな、と思ってもらえます。
テーマが統一しているとSEO的なメリットもあります。似たようなテーマがたくさん上がっているサイトは専門性が高いサイトだと言う判断をGoogleにされるため順位が上がりやすい特徴があるのです。
まとめ
ブログとオウンドメディアの違いは、その取り扱い方によって異なります。
ブログは、発信する人を主軸として情報を伝えていくWeb サイトと考えるのが良いでしょう。
一方で、オウンドメディアは、ユーザーのニーズを基に知りたい情報を伝えていくWeb サイトとして認識しておくのが良いでしょう。
- 目的が何なのか
- どういうジャンルのサイトなのか
- ターゲットは何なのか
Webサイトを運用を計画する際は、上記のようなポイントを明確にしたうえで行なうのが良いでしょう。
もっとたくさんのひとに情報を届けたいという場合は、SEOで集客する必要あります。そのためには、どんな情報の記事が世の中に出回っているのかを調査して、自社サイトでもコンテンツにしていく必要があるでしょう。
ある程度集客が落ち着いてきたものの、ユーザーとの関係値が薄いと感じている場合は、ブログなどで面白いコンテンツを投下するのもありです。
この記事とすこし似ているかもしれませんが、以下でブログとアフィリエイトサイトの違いについて解説する記事もあるので参考にしてみてください。
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