Google広告を運用する際に、まず疑問に感じるのが、表題の3つ。
Google広告のアカウントを作る際に設定するのが請求とお支払いのページですが、この3つの項目はそれぞれ何を表すのかモヤッとした状態なので、まとめておきます。(ちょっと自信が無いので鵜呑みにせずお願いします…。)
請求とお支払いの設定から移動
Google広告の右上に六角レンチのマーク(設定)があるので、そこから【請求とお支払い】を選択します。
すると、「残高」「ご利用履歴」「お支払いタイプ」「設定」とあるので、【設定】を選びましょう。他の項目については、説明を割愛します。設定をクリックすると、上記の画像のようなページに遷移。
そこには、【お支払いアカウント】【お支払いプロファイル】【お支払いサービスのユーザー】と並んでいます。この記事では、それぞれの項目について解説します。
お支払いのアカウント
- お支払いアカウント ID
- お支払いアカウントの名前
- お支払いタイプ
お支払いのアカウントは、上記3つの項目で構成されています。
お支払いアカウントID
アカウントIDですが、これは変更することができないようです。4×4の数字が並んでいます。この数字によって、支払いが行われているかが識別されるようです。お支払いアカウントIDには、お支払い方法と、ドキュメントの送付先住所が含まれています。このアカウントIDについては、はじめてGoogle広告でアカウントを作成した際に自動でされたはずです(確か)ちなみに、このアカウントIDは支払いが必要な法人を見極めるためのものでは無いと記載があります。
お支払いアカウントIDの名前
任意で名前が付けられるようです。お支払いアカウントIDだけだと、番号だけなので、ひと目で何のアカウントかは分からないでしょう。そこでお支払いアカウントのIDで名前をつけるみたいです。僕はここらへんは放置でそのままです。
お支払いタイプ
- 手動支払い
- 自動支払い
2択です。広告を回す際に、お金を入金しておいて運用するか(手動)、使った分だけクレカで引き落としされるかです。ここで選べます。
お支払いプロファイル
ここではお支払いをする会社(個人)の情報を入力する箇所です。お支払いアカウントとは違うので注意したほうが良いでしょう。
- お支払いプロファイル ID
- 国/地域
- アカウントの種類(法人/組織)
- 組織名と住所
- 言語設定
お支払いプロファイル IDとお支払いアカウントの違い
旧称:請求IDと呼ばれています。このお支払いアカウントへの請求に責任のある法人を識別するIDとなっています。法人にかぎらず個人もこれに該当します。このお支払いプロファイルIDは、複数のアカウントIDに紐付けることができます。では、プロファイルIDとアカウントID何が違うのか。結構、困惑してしまうポイントでしょう。
プロファイルIDの上記の項目から読み取れるに、どのような組織なのか(会社なのか)を示すためのブロックとなっています。これを分けることによって、代理店のような複数の広告を使っているような会社は活用することができます。
例えば、お支払いのプロファイル(株式会社〇〇広告)は、クライアントA、クライアントBの広告運用を請け負っていたとします。クライアントA、Bともに広告だけではなく、すべてのプロモーションの費用を株式会社〇〇広告に払っており、Google広告単体の費用は広告会社に一任しています。
そうなると、広告会社がGoogle広告に支払わなくてはならないということです。そこで、株式会社〇〇広告のお支払いプロファイルを、クライアントAのお支払いアカウントとクライアントBのお支払いアカウントに紐付けるといったかたちを取る感じになるのかと想定できます。
同じ会社においても複数のプロダクトを運用している場合は、どうようのかたちを取るのではないのか?と考えています。例えば、金融系の比較サイトで広告運用をしており、一方で健康系のサイトも運用している場合は、それぞれのお支払いアカウントにお支払いプロファイルを紐付けるかたちで運用しているのではないか?と考えます。(他社はどうなっているのかわからないので、あくまで想像です)
お支払いのサービスユーザー
お支払いのサービスユーザーは、お支払いするプロファイルに紐付いた連絡先です。主に名前とメールアドレスを記入します。紐付いたユーザーについては、管理者なのか読み取り専用なのかを選択可能です。権限を付与することによって、お支払いプロファイルに紐付いた操作を一部できるようになります。
まとめ
請求とお支払いでややこしいのが、アカウント・プロファイル・ユーザーと3つある点です。
- お支払いのアカウント
- お支払いのプロファイル
- お支払いのサービスユーザー
お支払いのアカウントは、広告運用をしているGoogle広告のアカウントです。これがいくつかのプロダクトで、いくつかの広告チームで運用しているとなると、別々のGoogle広告のアカウントになるかもしれません。
一方でお支払いのプロファイルは、そのアカウントに支払い行う組織(法人や個人)を識別するIDとなっています。このあIDは複数のアカウントに紐付けすることができます。例えば、プロダクトAのGoogle広告(お支払いのアカウントA)とプロダクトBのGoogle広告(お支払いのアカウントB)に紐付けるなどの対応が取れます。主には複数のプロダクトを回す会社、例えば代理店なんかは使用している機能でしょう。
お支払いのサービスユーザーは、お支払いのプロファイルに基づいたユーザーを設定できます。設定されたユーザーは与えられた権限に基づいた一定の操作をすることができます。
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