- 新卒1年目だけど、辞めたいと感じている
- 入社したばかりの企業を辞めたいと考えている
- すぐに退職しても大丈夫なのか知りたい
新卒1年目で今の会社を辞めたいが、本当に辞めても大丈夫なのか迷っている人に向けて、どのような判断基準を持てばよいのかというポイントを解説します。
筆者は新卒2年目で辞めているので、そのへんの思考をまとめています。
新卒1年目で辞めるのはありか?なしか?
その条件とは、以下のとおりです。
- キャリアの方向性が決まっており、現職はそれに繋がらない
- 現職を続けながら、転職活動を進める
上記の条件を満たしていないと、直近のキャリアはハードになる可能性があります。
新卒1年目で辞めるメリット・デメリット
大きな決断をする際に迷った場合は、メリット・デメリットを並べて比較してみるのが大事です。
以下は、一般的な新卒1年目で辞めるメリット・デメリットです。
- 早いうちから、次のステージに進める
- 方向転換した先でのスキルを早く積める
- 早く苦痛から逃れられる
- 転職活動の際に短期離職が懸念される
- 何もスキルが身に付かず辞める
- 勤務先に対してすこし気まずい
これはザッと筆者が書いたものですので、自分が考えるメリット・デメリットにアレンジしてみてください。そして、メリット・デメリットどちらを取るのが良いのか考えてみましょう。
一方を採っても、もう一方を補えるのであれば、問題はありません。
メリット①:早くから次のステージに進める
進む方向が決まっている場合は、早めに行動に移したほうがよいです。理由はシンプルに早くから次のステージに移れるからです。これは言うまでもないでしょう。
新しい体験を早くすればするほど、気づきも早く生まれます。例え、次の職も違うという場合でも、そのまた次の職に巡り合うまでの期間が短くなります。
世の中たくさんの職業がありますから、自身の仮説をもとにどんどんと試してみることが大事になる思います。現状に不満があっても行動しないと、次のステージには進めません。
メリット②:方向転換した先でのスキルが早く積める
これは速く転職しないことのデメリットにもなりえます。新しい職場で新しいスキルを積む場合、やはり速くからやっているほうがよいです。これは年齢的にも吸収力があるからとも言えます。
自分より速くに入った人が先輩になるわけで、何もかも教わることになります。まぁそれはよいのですが、自分に対して「なぜ自分はもっと早くにやらなかったんだ…」と後悔します。
裏を返せば、早くに方向転換した人は、他の人よりも早く経験を積めるということです!
私は映像制作からWEBライターに転職したのですが、同年齢や年下の人が先輩になる感じになり、自分ももっと速くこの業界に入ればな、と思った経験があります。
キャリアの方向性が決まっているのに、その学びをしていないと、どんどんと他のものに追い抜かれていきます。
メリット③:早く苦痛から逃れられる
今の職場が苦痛だと感じているのであれば、そこから開放されるメリットがあります。体力的・精神的に参っている場合は早くに抜け出したほうがよいでしょう。メンタルがやられたら最後です。
特に違法な労働時間だとか、暴言などのハラスメントがある場合は、早くに抜け出したほうがよいでしょう。ブラック企業はただただ時間だけが奪われていきます。
しかしながら、メリットを享受するのが主目的で転職をしてしまうと、面接の際にどう説明するのかがハードになってしまうので、戦略を考える必要があります。
デメリット①:短期離職が懸念される
転職をする際に履歴書を送りますが、短期離職があると、「その人を雇ってもまた辞めてしまうのではないか」と懸念される可能性があります。
もちろん面接の場できちんとした理由があれば、そのような懸念はなくなるでしょう。しかし、面接をする前に短期離職を懸念されると、説明する場もなく書類で不採用となってしまいます。
全部の企業が短期離職を気にするわけではありません。しかし、こういった短期離職をしている求職者を弾くケースが結構多いのです。
そのため、一度離職してしまうと、なかなか次が決まらず無職の期間が長引くリスクがあるのです。
デメリット②:何もスキルが身に付かず辞める
会社に入ったのにも関わらず、すぐ辞めてしまうと何もスキルがない状態で宙ぶらりんとなります。これは他の転職者に比べて不利と言えるでしょう。
一度会社を辞めてしまうと中途採用扱いです。中途採用は何かしらのスキルを持っていることが前提です。2~3年目の若手でもビジネスに関するマナーは身につけていると考えられます。
このようなライバルがいる中で、ビジネスマナーも身につけていない1年目で辞めるというのは、不利になると考えても良いでしょう。できることなら1年で何かの功績を残すのが良いでしょう。
デメリット③:勤務先に対してすこし気まずい
気にしない人は気にしないと思いますが、「勤務先に対して若干気まずい」のがデメリットでしょう。特に新卒なんかだと周りは先輩だらけですから、何か言われるのではないかと不安になりますよね。
あっさりしているところはあっさりしていますが、基本的には、教育係の人が「何で辞めるのか..(汗)」とか心配してくるのが予想されます。会社にもよりますが、引き止められたりするでしょう。
会社は、新卒採用でお金もかけて頑張って人を集めたのに、辞めてしまわれると損失になります。しかし、自分の人生の方向性が決まっているのであれば、そんなことを気にせず次のアクションに移るのがよいでしょう。
新卒1年目で辞めるメリット・デメリット総括
この記事の冒頭でも説明しましたが、新卒1年目で辞めるのはアリですが条件付きであると考えます。それはメリットデメリットを並べた際に、全てをカバーする立ち回りだからです。※あくまで筆者の主観です。
もう一度振り返ると結論は以下です。
- キャリアの方向性が決まっており、現職はそれに繋がらない
- 現職を続けながら、転職活動を進める
メリット・デメリット | →所感・解決策 |
---|---|
メリット①:早くから次のステージに進める | 自分の進む道に早くから進める |
メリット②:方向転換した先でのスキルが早く積める | 自分が身につけたいスキルを早くから身につけられる (転職前にも自主学習はできる) |
メリット③:早く苦痛から逃れられる | ・ここを主軸に辞めると危うい →面接でなぜ辞めたのか答えられないから |
デメリット①:短期離職が懸念される | ・転職する理由を答えられればOK(やりたいことを主軸に) ・次が決まらないリスク→現職は辞めずに転職活動がよい |
デメリット②:何もスキルが身に付かず辞める | ・転職活動はしつつも現職で社会人のとしての素養を積む |
デメリット③:勤務先に対してすこし気まずい | ・気にしなければ良い ・自分のやりたいこと語ればOK |
新卒1年目で辞めたいのは甘え?
新卒1年目で辞めるのは甘え?かと悩んでいる人もいるかもしれません。周りの同期が働いている中、自分はつらいと思っている。このような状況だと自分は甘えなんじゃないかと感じるかもしれません。
結論、新卒一年目で辞めるのは甘えではありません。ある調査によると、新卒が3年目までに辞める割合はなんと3割になるらしいです。3人に1人が新卒でやめているという計算になります。
昔の時代であれば、一つの企業で長く働くというのが美徳とされていたかもしれません。しかし、時代は変わって今では転職が当たり前です。むしろいろいろな会社を経験することで自分のスキルが身につき、ステップアップするという方法がわりとメインになってきているように見受けられます。
新卒1年目で辞めるのが甘えだと感じる理由
新卒1年目で辞めるのは甘えだと感じてしまう理由は、上司や先輩、または親による影響を受けていると考えられます。上述した通り、年上の世代は会社に長く勤めるのが美徳とされている世代です。
このような価値観をすりこまれている可能性があります。昔は大手企業に勤めて、長く働いていれば自然と昇給していくのが当たりまえでした。景気がよかったので、どんどんと給料もあがったんですよね。
しかし、今では不景気で、長く働いても昇給の幅が全然ないという会社もあります。それよりかは、給料の上がる会社に転職をするほうが、てっとりばやいと言えるでしょう。
親による刷り込みを真に受けず考えること
基本的に親が1年目で辞めるのは甘えだというのは、子供のキャリアを心配しているからです。親の世代は企業に入って年功序列で給料が上がっていくのがほとんどでした。
転職があまり一般的でなく、転職はいわゆるドロップアウトという認識。落ちぶれて年収が上がらなくなってしまった!というケースの認識で、それをこどもにもなってほしくないと思っているのです。
しかし、それは幻想で最近は転職をしてもきちんと給料をもらえるポジションというのがありますし、きちんと仕事をして評価を受ければある程度のポジションになることもできます。
ひとつ懸念しておきたいのが、今いる企業の特性がどんなものなのか。です。
自分が大手企業に勤めているのであれば注意が必要です。昔からある企業は年功序列型で、将来的に給料が跳ね上がる可能性も考えられます。
1年目で辞めることによってその恩恵を受けられず、後悔をするというケースも多々あります。ベンチャー企業の方が見かけ上の年収はいいじゃんと思って辞めて、後で後悔するパターンです。
このようなケースはまさに親が懸念している状況と言えるでしょう。辞める際は今の環境の恩恵がよいものなのか、というのも辞める際の判断軸になりそうです。
上司や先輩が新卒1年目で辞めるのは甘え!というのはポジショントーク
上司や先輩が1年目で辞めるのは甘えというのは、あなたがもしやめてしまう妻にデメリットが生じるからです。客観的に見ると新卒1年目で辞めるのは結構早いと言えます。
このようにすぐ辞めてしまうケースというのは、アクションが早い人であるか、職場環境に相当ストレスを抱えていてすぐ止めるケースなどが挙げられます。すぐに新卒が辞めてしまうと、上司や先輩のマネジメント能力が周囲から疑われるリスクがあります。このような事態を避けるためにも、新卒1年目で辞めるのは甘えじゃないか?みたいな感じで言ってくる可能性があります。
また若干自慢も混じっています。俺らは新卒1年目でも乗り越えてきたよ、という自慢的な要素も含まれていると考えます。自分が辛くても頑張ってきたのに、と思いつつも、若干若くて転職できていいなという嫉妬的な要素も含まれているかもしれません。
いずれにせよ上司や先輩というのは自身のリソースを割いてまで、新卒に教育をしているわけですから、そのリソースがパーになるということです。そうなると今までの苦労の泡が…という感じで悲しい気持ちになるので、新卒が1年目で辞めるのを阻止するスタンスに入るのかもしれません。
短期離職をするリスクの深掘り
前項で「転職活動は転職を続けながらやるのが良い」と解説しました。それは、なかなか次の内定がもらえない、無職の期間が長びくリスクがあるからです。
これについて、深ぼって解説します。
- 次を決めず短期離職をする
- 短期離職がアダとなって次が決まらない
- 無職の期間が長引いてしまう
- 無職の間、スキルはなくなっていく。お金もなくなっていく
- お金がなくなると焦る。面接も通らない
- 無職が長いと、面接が通らない人→微妙な人と懸念される
- 次がなかなか決まらない
短期離職をしたら、その理由をきちんと説明できる必要があります。必ず面接で「なぜ転職活動をするのか、短い期間なのに決意したのか」という点を聞かれます。
ここで単につらかったからと述べるのでは面接には通りません。「私はこういうことがしたくて、今の職場ではそれが叶わないと思ったからです」という理由で、新たなチャレンジに焦点を当てて、行動しているという点を伝えるのがよいでしょう。
面接ではそれは今の職場でもできるのではないですか?という突っ込みも入ってくる可能性があるので、それに対しても答えられるように準備しておく必要はあるでしょう。
内定がないまま退職するとお金は減る
当たり前の話ですが毎月毎月生活費はかかっています。仕事をしていないと給料ももらえないので、貯金を切り崩す生活になります。そのような状態で転職活動をしなくてはなりません。
前項でも解説しましたが、短期離職をするとハードルが上がります。新卒で社会慣れをしていなくて、なかなか決まらないこともあるでしょう。日々減りゆく貯金を気にしながらの転職活動をしなくてはなりません。
最近ではオンライン面接という手段も取ることができるようになりました。しかし、対面での面接をする場合はその会社に赴かないといけません。そうすると、交通費もかかってしまうのでお金は減ります。
不採用理由に短期離職を挙げられる
前項で短期離職する人は、再度短期離職する可能性が懸念される、と解説しました。ここをさらに深掘ります。
ある程度人気のある企業というのは、たくさん人が応募してきます。採用を強化する期間では、複数の採用媒体を利用しているため人数が集まるのです。このように人が集まる場合は、書類選考で絞る必要があります。
この書類選考で絞るという段階で短期離職をしていないという条件がある場合はアウト。その他人数が多くて削りたい場合は短期離職を理由に挙げて落としたりもします。
書類選考で不採用とする場合は何かしらの理由をつけないといけないです。書類選考係は、採用のマネージャーに対してどのような理由で落としたのかと問われた際に応えるためです。短期離職はその際に理由としてあげやすいですよね。
短期離職をする場合はポジティブな理由もセットにする
短期離職があったのにも関わらず、書類選考した場合は面接となります。この際に必ず聞かれるのが短期離職の理由です。なぜ1年以内にすぐ辞めたのですか?という質問ですね。
ここで採用官を納得できるようなロジックがあれば面接に通過します。逆を言うとそれがないと落ちるということです。
この際に前職の待遇が悪かったとか愚痴っぽくなったりするとほぼ落ちます。忍耐力がなくて短期離職したんだな、という思われて落ちるでしょう。
これから自分はどうしたいのか、そのためにはどのような企業に入ってどのようなポジションを経験するべきなのか、という道を考えましょう。
新卒1年目が会社を辞める理由
新卒1年目で止めようと考える場合、「自分のような人は他にいるのだろうか」と気になりますよね。実は新卒の辞める理由というのは多くの場合、似通っています。周りの人が辞める理由というのを確認して、自分だけではないのかと勇気を持ってください。
辞める理由1:採用のミスマッチが起きた
- 業務内容のミスマッチ
- キャリアのミスマッチ
まず理由として挙げられるのは、採用のミスマッチです。これを深ぼると主に2つ。業務のミスマッチキャリアのミスマッチです。
自分の理想の業界に入ったものの、仕事内容、アクションが自分に合っていないケースです。よくING(アイエヌジー)動詞で考えろ、と言われるのですが、自分がやっていて苦にならない作業が何かを考えるのが大切です。業界で会社を選んだ人はこれに陥りがちです。
大手の会社に入った人は配属部署によって業務内容は異なります。それにより業務内容のミスマッチですが、それと同時にキャリアのミスマッチが生じるかもしれません。自分が思い描いたキャリアとは別の部署に配属されてしまった場合、どんどん理想と乖離が生まれます。
辞める理由2:人間関係によるストレス・ノルマのプレッシャー
- 上司や先輩と合わない
- ノルマのプレッシャーに耐えられない
退職理由として一番多いのが人間関係です。自分が嫌いな上司や先輩にあたってしまうと、なかなかやりづらいものがあります。大手の場合は移動を希望することで解決するかもしれませんが、中小企業の場合はそう簡単に解決はできません。
ノルマがある仕事をしていると上司から詰められることもあるでしょう。また働いてみた結果、社風が自分の働き方に合わないというケースもあります。親身な対応をしたいのに、会社の社風は今すぐ売れというような場合は不安を覚えるかもしれません。
サクサクサクサク仕事を進めたいのに、ドキュメント(議事録)は何回もチェックして修正をかけたり、忖度をしたりしなくてはならないケースもあるかもしれません。そうなると会社に対しての不安も積もっていきます。
辞める理由3:会社のカルチャーとマッチしない
- 会社の仕事の進め方に違和感を感じる
- 根回しばかりで全然効率的でない
- 成果を求めすぎて顧客のこと考えていない
基本的に自分が仕事をする上で大事に思っていることが、会社の仕事の進め方とマッチしない場合はストレスを感じるでしょう。
もちろん、ビジネス一般的にどういう働き方が良いのかというのは書籍やインターネットなどで言及はされていて、ある程度の認識の一致はあるとは思います。しかし、どのように仕事を進めるのかは、その人の価値観次第なところがあります。
また仕事の進め方は会社の評価にも関わってくる部分があるので、今後の自身の評価のされ方ひいてはお給料にも直結する部分のため、仕事の仕方・考え方が合わない場合は考えものです。
ただこの際に、「会社の仕事の進め方と自分のやり方が合わなかったのか」それとも、「自分の仕事の進め方が甘くたんにフィードバックを受けただけなのか」という点は見極めておく必要があるでしょう。
辞める理由4:福利厚生や労働条件に不満を感じる
- 給与が全然上がらない、ボーナスも少ない
- 友人の給与が高くて羨ましく感じる
- 残業が多い、休日出勤がある
入社する前に聞いていた労働条件と全然違う場合、会社に不満を感じてしまうでしょう。また友人の会社の労働条件を聞いて、羨ましいと感じるケースもあります。自分が勤めている会社の福利厚生は全然充実していないと不安になるかもしれません。
このようなケースから総合的に「この会社で働いていても損をするだけだ」という判断に至った場合、他の会社に行きたくなるケースでしょう。
面接で辞めた理由を問われた際に、上記の3番は伏せたほうがよいでしょう。労働条件を求めてくる人物だと思われます。また2においても、カルチャーがマッチしないから転職とするのはよいですが、上司や先輩の不満を漏らすのはNGです。わがままだと思われます。王道は自身がやりたいこと、それにあうカルチャーや方向性を伝えることです。
新卒1年目が辞めるタイミングはいつがベスト?
この記事で「転職活動は在職しながらやりましょう」とお伝えしている通りなので、転職が決まった段階でやめるのが良いでしょう。では、どの段階を目処に転職活動するのかですが、筆者個人としては1年経った段階で転職活動するのが良いと考えています。月でいうと2~3月ですね。
2月から3月の理由は、季節の移り変わりのためです。4月には部署異動による新体制の構築や新入社員のジョインなどありますので、それにあわせて転職活動をするのがよいでしょう。
1年で新社会人としてのスキルを身につけられる
自分がやりたいことと方向性がぶれる場合、理想はすぐその会社を辞めた方がよいです。しかし、転職先が決まらないリスクがあるので、在職しながらの転職が折衷案でしょう。
ただ、今の会社でも、方向性はずれるかもしれませんが、業務的には新社会人としてのスキルを身に付けることができます。
1年間必死に頑張れば、社会人スキルをある程度身につけることはできるでしょう。若手を採用したい企業はポテンシャル採用と言っても、新社会人のスキル付けてる人が良いと考えます。理由は教育コストを下げたいからです。
新社会人としてのスキルを身に着けつつ、まだ他のカルチャーに染まっていない若手がほしいわけです。※いいとこ取りをしたいわけです。
このような理由から、1年間働いてある程度社会人としてのスキルや考え方を身につけていることを実証するような受け答えができる状態で転職活動に臨むのが良いでしょう。
社会人スキルが身につかないと考えた場合は転職もありか?
新卒1年目で社会人のスキルを身につけてから転職する方が、転職市場でも有利に働くでしょう。しかしながら、その社会人スキルを身につけられる環境ではないという場合は、転職活動を始めるのも一つの手かもしれません。
とはいえ、仕事に関するスキルは自身でもビジネスに関する書籍を読むことで身に付きますし、自らインプットとアウトプットを繰り返すという意識を持ってアクションすることで身に付きます。
そのような、サイクルを確立し転職の際にはアピールできる状態にしておくことが理想でしょう。仕事の中には会社に環境を与えられてスキルアップする部分と、自ら勉強をしてスキルアップするという部分に分類することができます。
この会社は社会人スキルを身につかないと考えた場合でも、すぐ転職に踏み切るだけではなく、自分発信で成長できる部分がないのか考えて見ることが大切になるでしょう。
転職系サイトや副業インフルエンサーのいうことを鵜呑みにしない
本当にメンタルがやられたり体力的に辛いというような状況の場合は、新卒1年目でも辞めるのがよいです。体調を壊してしまったらそもそも働くことができないので、自分の心身を大事にしてください。
しかし世の中には過度に会社を辞めることを煽る人たちがいます。それは、転職系の比較サイトであったり副業系のインフルエンザだったりします。彼らが会社を辞めることをお勧めしまくる理由としては、自社の転職エージェントに申し込んでもらったり、副業系のオンラインサロンとかに誘導したりするのが目的だったりまします。
そのため最終的には自分の判断で、どのタイミングで会社を辞めるのかというのはきちんと考えておく必要があるでしょう。このブログで書かれていることについてもうひとつの意見として捉えてください。
新卒1年目が転職する際のツール類
新卒一年目が転職をするとなるとおそらくこれが初めての転職になると思います。転職活動をする際は、履歴書だけではなくて職務経歴書というのが必要になるので覚えておきましょう。職務経歴書の書き方についてはインターネットで検索すればすぐに出てきます。
その他、転職用のWeb 媒体を利用することになります。会社のホームページからでも応募は出来るのですが、まずはたくさんの求人募集を見てみるところからはじめてみましょう。
転職エージェントを使う場合は若手専用のものを利用する
転職エージェントという、履歴書や職務経歴の作成から応募する企業の選定面接のサポートまでをしてくれるサービスがあります。しかし、このようなサービスは一般的に、ある程度スキルを身につけている中途の人向けです。
転職エージェントの人も企業に向けておすすめをしなくてはいけないのですが、その際にスキルはないと推薦されないでしょう。新卒1年目で辞めてしまった人は、中途扱いですがほぼほぼ新卒のようなものなので、サービスの利用に向いていない可能性があります。
そこでおすすめしたいのが、若手専用の転職エージェントサービスです。このようなサービスは若手が欲しい企業さんが募集をしているので新卒1年目で辞めた人でも使えます。
例えば、上記のサイト2つは、既卒・第二新卒専門のサービスなので、新卒で辞めてしまった人でも利用できるサービスです。
このようなサービスは、「若手がほしい」という企業が多いので、すぐに辞めてしまった人で「スキルに自信がない」という人でも安心です。
企業が若手をほしいのは、伸びしろがある若手を早期に獲得して、スキルを伸ばして将来的に活躍してもらいたいと考えているためです。若いうちは、このような若手専用のサービスの活用も検討しましょう。
まとめ
新卒1年目で辞めたいと考えた場合はまず一旦立ち止まって、自分がなりたいキャリアはどのようなものなのか考えてみましょう。
自分が進みたいキャリアと、現勤務先で働いたらどのような人物になるのかを考えてみて、方向性が違うのであれば早期に方向転換をするのがよいでしょう。
しかし、すぐに辞めてしまうと、転職先が決まらないリスクもあるので、今の職場を続けながら行うことをおすすめします。
確かに今の勤務先は方向性が違うかもしれませんが、1年目では社会人のスキルを身につける段階ですので、それを身につけるという気持ちでいるのもよいかもしれません。
それをしつつ、転職活動で内定が出たら、会社を切り替えるという方向でもよいでしょう。
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